2010年09月17日

トヨタ博物館 企画展
「甦れ!クルマたち ~博物館のレストア活動~」を開催

—走行披露やサイエンス講座も実施—

  トヨタ自動車(株)の文化施設であるトヨタ博物館(愛知県長久手町)では、10月9日(土)から 2011年1月10日(月・祝)まで、企画展「甦れ!クルマたち ~博物館のレストア活動~」を開催する。

  今回の企画展では、トヨタ博物館で収蔵する車両をオリジナルの状態へ修復・復元する「レストア活動」を中心に紹介する。実際にレストアされた車両や部品を用い、車両が生産された当時の技術や生産方法、使われていた時代の様子や、さらにその保存を支える人たちの「モノづくりへのこだわり」と「情熱」を紹介する。

  また、同館では車両の走行披露を今春より開催しており、その第2弾となる今回は、このたびレストアが完成し、国内110年ぶりの走行挑戦となる、パナール・ルヴァッソールの他、今なお人気を誇るトヨタ2000GTなど多彩なラインナップで実施する。

  さらに、10月9日(土)から11日(月)の3日間は、「オータムイベント2010」を開催。

  企画展、イベントの概要は以下のとおり。


1.企画展「甦れ!クルマたち ~博物館のレストア活動~」
  (1) 期  間
2010年10月9日(土)~2011年1月10日(月・祝)
  (2) 場  所
トヨタ博物館 本館2階特別展示室
  (3) 内  容
下記車両6台を展示
     
レストア関係の工具・部品、過去のレストア記録の映像もあわせて紹介。また、愛知県陶磁資料館との連携により陶磁器のレストア技術も展示する。

    〔展示車両 ※詳細別紙〕
 
展示ゾーン 展示車両 年  式
レストアとは? ダットサン フェートン11型 1932
ダットサン ロードスター 1934
当館のレストア例 筑波号 1935
ビュイック(木炭乗用車) 1937
現在進行中のレストア パナール・ルヴァッソール B2 1901
他団体でのレストア・保存 ヂャイアント・コニーAA27型 1961

  (4)   関連催事:サイエンス講座
 
開 催 日 時 間 テ ー マ 場 所 定 員 参加費
11月20日(土) 11:00~12:30 ①ゴムと樹脂の劣化 本館1階
小ホール
50名/
無料
13:30~15:00 ②エンジン油とその使い方
12月4日(土) 11:00~12:30 ③機械寿命とトラブル対策
13:30~15:00 ④塗装と防錆
  ※事前申込(各開催日20日前まで)が必要です。詳しくはホームページをご確認下さい。

  (5)   協力
    愛知機械工業(株) コニー復元クラブ、愛知県陶磁資料館、大村正敏、木村治夫、清水栄一、 新明工業(株)、NPO法人テクノプロス、橋国英雄、(株)矢野特殊自動車(50音順、敬称略)

2.走行披露
 
開 催 日 時 間 走 行 車 両 場 所
10/9(土) 11:00~のみ パナール・ルヴァッソール B2 P1駐車場
(無料ゾーン)
10/16(土)
①11:00~

②14:00~
パブリカシリーズ
(セダン・コンバーチブル・トヨタスポーツ800)
10/23(土) コロナシリーズ
(初代~3代目)
10/30(土) テールフィンのアメリカ車
(キャデラック エルドラド、シボレー インパラ)
11/3(水・祝)、13(土) トヨタ2000GT大集合
(トヨタ2000GT、トライアル、ボンドカー)
  ※雨天の場合は中止。都合により車両が変更となる場合があります。

3.イベント「オータムイベント2010」
  (1) 期  間
10月9日(土)~11日(月・祝)
  (2) 時  間
9:30~16:30(受付は16:00まで)
  (3) 場  所
トヨタ博物館 新館1階(無料ゾーン)
  (4) 内  容
工作教室(詳細は以下のとおり)
 
項    目 内    容 参加費 参加数
ダンボールクラフト トヨタ2000GT 600円/個 各先着
50個/日
F1カー 500円/個
タイルアート 鍋敷き 1,000円/個
コースター 300円/個

    (トヨタ博物館のご案内)
 
(1)所 在 地 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41-100
(名古屋瀬戸道路・長久手ICより西へ400m グリーンロード沿い)
TEL:0561-63-5151  FAX:0561-63-5159
ホームページ  http://www.toyota.co.jp/Museum/index-j.html
(2)開館時間 9:30~17:00 (入館受付は16:30まで)
〔休館日〕月曜日(祝日の場合は翌日)、12/27~1/3
  ※11/6(土)は都合により新館は休館、本館は開館。(入館料は通常の半額)
(3)入 場 料 大人 1,000円 シルバー〈65歳以上〉  500円 中高生 600円
小学生 400円 団体割引あり
*新館の1階、3階図書閲覧室、3階ギャラリーは無料ゾーン

以上
[別  紙]
<企画展「甦れ!クルマたち」  展示構成と車両概要>
(1)レストアとは?
  ダットサン フェートン11型(1932年)  <レストア後>
ダットサン ロードスター(1934年)  <レストア前>
展示車の2台はレストア前とレストア後の車両として紹介。この2台はまだ手作りボデーの時代で、その後、横浜に量産工場が完成した。ダットサンフェートン11型は、1932年にダット自動車で生産された約150台の中の1台で、現存するダットサンでもっとも古いタイプ。排気量は495ccで、わが国のスモールカーのルーツともいえる車。
(2)当館のレストア例
  筑波号(1935年)  <数奇な運命を経て残った貴重車>
昭和10年頃、3年間で約130台しか作られなかった車。中古車で大学の自動車部が購入し、その後、解体業者に渡りながら奇跡的に残った。一度、個人的にレストアを始めるがその作業の困難さに挫折。当館初のレストア・プロジェクトで甦った。
ビュイック<木炭乗用車>(1937年)  <代用燃料で走ったクルマを再現>
第二次世界大戦前後、石油輸入が滞ったため、ガソリン自動車の多くが代用燃料(木炭ガス・薪ガス)車に改造されて使われた。展示車は、乗用車に多く採用されていた木炭ガス発生装置を復元して取り付けた1937年型ビュイック。
(3)現在進行中のレストア
  パナール・ルヴァッソール(1901年)  <110年ぶりにエンジンに火が灯る>
日本に初めて来た自動車パナール・ルヴァッソールの次のモデル。また、パナール・ルヴァッソール社は史上初の本格的な自動車レース(1895年パリ~ボルドー間の1200km)で優勝した。現代の自動車のようにフロントにエンジンを載せ、後輪を駆動させる方式を最初に採用したことでも有名。企画展初日に走行を披露する。
(4)他団体でのレストア・保存
  ヂャイアント・コニーAA27型(1961年)
オート三輪車メーカーの愛知機械工業が初めて生産した軽自動車。大ヒットしたダイハツ・ミゼットのひと回り上を狙って開発された。現在、愛知機械工業の社内ボランティアグループがレストア中で、グループの活動と合わせ紹介する。
  アロー号後のV8型エンジン(1920年代頃)
現存する最古の自動車として(財)日本機械学会で認定されたアロー号(1916年)の後、国産乗用車作りの夢を実現すべく開発された水冷と空冷のV8型エンジン。
(5)自動車以外の復元活動
  愛知県陶磁資料館における陶磁器のレストア技術を紹介する。
(本展示は両館のコラボ展示の一環)

レストアとレプリカ
  レストア・・・復元品(オリジナル状態への修復・再現)
  レプリカ・・・複製品

以上