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Future Toyota Electric Vehicle IIと名付けられたFT-EV IIは、「究極のエコカー」を目指すトヨタのハイブリッドシステムのコア技術から生まれたコンセプトカーだ。搭載されているリチウムイオン電池は、満充電で日常の使用に十分な90Km以上の航続が可能で最高速は100km/h以上。EV(電気自動車)なので、もちろん走行時の二酸化炭素の排出量は「0」のエコカーだ。
特徴的で明るいエクステリアカラーのコンパクトなボディは、トヨタのデザインフィロソフィーである活き活き・明快なヴァイブラント・クラリティに基づき設計されている。コンパクトな外観と「レトロフューチャー」を想像させるキャビンは未来を感じさせるデザインだ。
クルマの機能としての象徴であるハンドルやフットペダルというものが見あたらず、また、単なる移動手段ではなく、通信機能との連携が前提で設計されている点も今までのクルマの概念とは異なるようだ。
クルマと情報の繋がりが今まで以上にシームレスになることを想定した、通信機能のあるコンソールは、電気自動車=情報端末(デバイス)という新たなクルマのコンセプトも伺い知れる。
通信機能が充実することで、ネット上の個人個人の情報を連動させることも可能となるので、その人にあった趣味嗜好の情報をオススメしてくれたり、音楽や映画コンテンツをダウンロードしたりと、カーナビ以上のサービスが連動可能となる。
また、ホームネットワークとの連携においては、蓄電の役割や、大容量データの保管なども可能となるなど、楽しい未来のネット社会にクルマという新しいデバイスが加わることになる。
FT-EV IIは、単に脱化石燃料時代に向けた電気自動車ではなく、クルマと人と社会の関係を見据えて創り込まれたサステイナブルなコンセプトカーなのだ。
FT-EV IIは短距離移動をメインとしたEV(電気自動車)であり、都市生活向けの「コミューター」という位置づけであるが、通信との融合などが実現すれば、全く新しいクルマと人との繋がりを提供するデバイスとなるであろう。
取材・執筆:村田アツシ
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